チャリde渚屋キャンプ場④🛹🛹🐏

チャリキャン

なおゆき・エディと別れ、
ひとり家路を向かうひとし。
ふと気配を感じたその道は、
過酷で阿呆な帰り道への誘い・・・

なんやこの道…?行ってみよ!

はい、何を考えてるのか、
今考えても正気とは思えないんですが、

どん!

右にそれ、この橋を渡ってしまいます。

いったらんか〜いとばかりに突き進むひとし。

この辺は電波が非常に悪く、
なおゆきやエディからのLINE返信も受け取れず。

なおゆきから「お前どこ走っとんじゃ」
みたいなLINEをようやく受け取った時には

あれ?これ海沿い走ってない?

ということにようやく気づきました。

海岸と平行で走ってるのに帰れるわけがない

こんな、なんとなくイイ感じの写真を撮る余裕のあるひとし。

危機感もないのがわかります。

とりあえずまっすぐ行ってりゃ〜〜〜

なんとかなるやろ!

と、阿呆の一手で突き進みます。

めっちゃきれい

ちなみにこのあたりまでずっと登り道で、
チャリに乗れずにずっと押して登っていました。

運命の分岐点その1

この脇道に入って1時間ほど経った頃に
二股が現れました。
これを左に行くわけですが、
右に行ってたら海岸線に出て、
まだ軽い地獄で済んでたかもしれません。

そしてルートマップを発見します!
これで、「うわーこの道走ってても帰れんやん〜」って
なる筈なんですが、
この時のひとしというか、
異能“迷える子羊(ストレイ・シープ)”が発動しているひとしは

とりあえず進めばなんとかなるっしょ!

と、先に進むことにします。

ちなみに最初は「これはおかしい」と気づき、
一旦は引き返したんですが、
なんか「もったいない」というよくわからない感情が起きて
上記の通り突き進むのでした。

今思い返してもヤバイやつです。

青すぎる空の下で迷子

通常ありえない事態でとんでもなくチャリを押し続けるひとし。
3時間ほど過ぎてようやく下り坂になり、
チャリに乗ってものすごくテンションが上がるのでした。

ちなみにこんなアップダウンを3回繰り返して、
情緒はかなりバカになってました。

そしてやっと山道を終えてここに出ました。

どこここ…?

当然圏外です。全然わかりません。

ちなみにこのあたりです。

from キャンプ場 to キャンプ場

どっちに行ったらわからないひとし。
登り道と下り道、どっちにしようと考えた時に

もう登りはウンザリ!

と、下り道をチョイス。

また山道というか林道みたいなところをひたすら走ります。

・・・

ひたすら降ってると事件が起きます。

パンクです。

なんとなく後輪が潰れてるような気がしていたのですが、
ついに音を立てて潰れてしまいました。

一応、修理キットはあったのですが、

そんなんでいきなり直せるほど甘くありません。

今見てもヤバスギルと思う

こんな場所でひとり。
自転車はパンク。
え、これやばくないかひとし……
と途方に暮れてると、

前から軽トラックが現れました!

もう無我夢中で手を振って停車させるひとし。

不審げなおじさんにひとしが

「あの〜すんません、ここ進んだら鯖江って行けますか?」

と言うと

「さばえー!?行けるわけねえやろが!!」

と一蹴されます。

実はチャリがパンクしまして…と言うと、おじさんは
この道を進んでいくとキャンプ場があるから、
そこに行ったらなんとかなるんじゃねえの?(知らんけど)

と教えてくれました。

軽トラなんで、あわよくば乗せてもらえっかも!
というひとしの甘ったれた気持ちごと一蹴され、
パンクしたチャリを無理やり漕ぎながらフラフラ走ってると

あこがれの・・・

ガラガラ山キャンプ場に着きました!

とりあえず管理事務所に向かい、
電波が届くことを確認し、
なおゆきに助けを求めた後は
ランシドのジャケのように座り込んで寝てました。

これにて終わりです。

ちなみにすれ違った軽トラックのおじさんは、
なおゆきが迎えに来てくれた時に駐車場でまた会って
「どうや!なんとかなったやろ!」
と言われました。イイ顔してました。

これで今回のチャリキャンは終了です。

疲れて寝ていたところを起こされ、
ハハハと笑って迎えに来てくれたなおゆきくんさんには
感謝しかありません。

イイ〜友達がいてくれてよかった!

この時の経験を踏まえ、
チャリのタイヤの空気圧はパンパンのパンパンにしておく
ということを覚えました。
パンパンのパンパンならパンクほとんどしないということでした。

パンク修理はあきらめます。いまんとこ。

水もないとこでチューブの空気漏れなど確認できないということに
改めて気づきました。

そして、

もう変な道に入らないゾ!

という決意をいたしました。

でも、ふとした時に思うんです。

あの橋を渡った時のひとし、
めちゃくちゃテンション上がってたなと……

そして、あの道が
ひとしをまた呼んでるような気がするのでした。

たぶん、夏が来る度に。

おおん

チャリキャン最高!!!

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